antiqua(アンティカ)の新・旧ボアコートを着比べてみました。
旧作はブランド曰く「史上最大ロングランヒット」となった、あのダブルボアコート。
そして今季新作は、2020年秋に予約販売からデビューした『ボアキルトコート』です。
こちらは(賛否両論?!飛び交った)ディテールについても掲載しています。私なりに2着を羽織った感想をまとめました。
着てみたのはこちら
antiqua ボアキルトコート PU-00047
<ディテール>デザイン・素材
✔ボアキルトコート(ボアコート キルティング)
✔全3色(02カーキ/01ベージュ/05ブラック)
✔フリーサイズ
軽くて暖かい。『ボア×キルト』がツクル大人可愛いシルエット!
上質なナイロン生地を雰囲気たっぷりのキルティングにし、そこに風合いバツグンのボアをプラス!
この絶妙ない素材バランスが可愛くってお洒落見え!!
今っぽさたっぷりにこなれ感あるアウターに仕上げました♪
オーバーサイズがより今っぽくゆるっと加減が女性らしい可愛いシルエットを作ってくれます!
予約販売中に購入して、商品は2ヶ月待って届きました(購入日9/19、到着11/19=ぴったり2ヶ月)
ようやく手にした実物は、アウター級の大物衣類とシャツ購入時のショッパーとの中間サイズのビニール袋梱包。
包みは大きいんですけどね、ビックリするくらい軽かったです(゚ロ゚ノ)ノ
服のサイズは、4人掛けテーブルくらいの身幅です。↓↓
✔正しくは、総丈 106/胸囲(脇下) 152cm
近年流行りのボアコート。アンティカが作ったのは異素材ミックス風、超オーバーサイズ。
もこもこボアとふわふわ中綿キルト。どちらもポリエステル素材だそうで、異素材に見えて同素材だったww
✔ポリエステル100%(中綿/別地/裏地)
裾の表と裏地です。
冒頭にも書きましたがこちらのコート。予約品が届き、購入者レビューが付き始めた当初、酷評が目立っていたんです。
それを見て不安になられた予約購入者様が商品到着前に低評価を入れる。それに対してショップもコメントを返す事態に。。もう何だかわからないけど残念なことに。
そこで、気になる点として挙げられたレビュー内容を検証してみます。
「ボアが透ける?!」って、どういう??
コートとは思えないほどに軽いこちらのコート。ふっくらしているけれど、どちらかというと薄手です。
「ボア部分が透ける」というコメントがあったので、光にかざしてみましたよ。
まずは、スタンドライトの強い照明を当ててみました。撮影用のスポットライトです。
結果➡ 透けてるっちゃー、、透けてる。でも大抵の布地は光を通しそう。
次に、天井の室内照明です。
結果➡ スケスケな感じはなく、たぶん透けない。コートの色が黒なのもあるかもしれません。
触ってみると、全面キルティングコートの上にボアを一部貼っているのではなく、ボア部分は単独で(キルトを挟まず)直に裏地が縫い付けられているようです。
実質、肩と背中の生地はボアのみだから真冬に着るアウターとしては心許ない。
対するキルトの暖かそうな存在感もあって「(ボア)透ける」とか「見た目より寒い」に繋がってしまったのかもしれませんね。
身長158が普通に着るとこんな感じ
身長158cm/体重48kgが普通に着るとこんな感じです。
6cmヒールのブーティ、中にantiquaのドルマンフードトップス(PY-00052)を着ています。
総丈 | 胸囲 | 裾周り | 裄丈 | 袖口周り | 重さ | |
サイズ cm | 106 | 152 | 152 | 81 | 33 | 約600g |
胸囲と裾周りが同じなので、寸胴なシルエット。肩幅のほうが狭いから「釣り鐘」みたいになるんですけど、、
antiquaモデルさん着用イメージ・商品詳細はこちら
➡大盛況につき!予約再販ボアコート キルティング とにかく軽くて暖かい。トレンド感たっぷりシルエット
<コーディネート>着用イメージをみる
Wow!おっきい!!!これは、着痩せして見えるようなタイプの服ではなさそうです。
今季アンティカのトップスに、ユニセックスに輪をかけたオーバーサイズを感じていましたが、どんなのでも包み込む。ビッグシルエット。
例えば(腰あたりから袖が付いた)変形ドルマンパーカーでも、圧迫感なく重ね着出来ます。モモンガまでいくと厳しいかもだけど。
着心地は軽くて良いです。ノーカラーで首周りもすっきりとし、重ね着で肩が凝らない。
フードやたっぷりめのスヌードも合わせやすく、大判ショールでちょっと凝った巻き方をしてもバランスがとれそうです。
失礼ながら、、ちゃんちゃんこ(はんてん)を思わせる、キルティングの軽さとボリューム感です。
防寒対策としては、中に厚手のものを着込んでも干渉しないサイズですし、インナーダウンの活用もいいと思います。
たっぷりの身幅でボディラインを覆い隠す安心感がありますね。
新旧・antiquaボアコートを比較してみた
(右)私がアンティカさんで初めて買った服も「ボアコート」だったんです。この服は今も本気で気に入っているので手放せません。
旧作がブルーの「ダブルボアコート」、新作がブラックの「ボアキルトコート」です。
ボアの毛並みは、新作「ボアキルト」のほうがモコモコしています。
生地にしっかりとした重量感を感じるのは旧作「ダブルボア」。実際300g重いです。
ボアの厚みも旧作「ダブルボア」のほうがあるような??微妙にそんな気がします。
✔身幅=旧作120cm、新作152cm
新作「ボアキルトコート」は中綿のボリュームもあって、とにかく横に大きな服でした。
2着を重ねると、、
着心地の点から、着やすいのは新作「ボアキルト」だと思います。
旧作のダブルボアコートは、変形度合が激しい服です。普通に着ると「脇」がこんな位置にくるんですよ。
「フード」なのか「ビッグカラー(襟)」なのか、どうにでも着崩せるデザインで面白いけれど、
鏡を見て着ないと、キレイに着られていない場合があったりして、、
裄丈のコントロールは、まるで毛布を羽織るかのような感覚。着方が少しだけ難しいんですよね。
他にも色々あるけれど、2つのボアコートを比べるならば、
着痩せして見せたい方には「ダブルボアコート(旧作)」がおすすめ。落ち感がしっかり出てキレイなラインが作れます。
リラックスした着心地、肩が凝らない軽さで選ぶなら「ボアキルトコート(新作)」こちらはフカフカ♪包まれている安心感がありますよ。
<追記>変形アウター×肩掛けトートバッグ
ドルマンや変形タイプのお洋服を着るときに意外と起こる「バッグ」問題。
袖の位置がイレギュラーなため、着衣のシルエットを崩さずに対応できるバッグ類を合わせないといけません。
antiquaボアキルトコートに「トートバッグ」を肩掛けするなら、持ち手が約66cm以上は必要です。
このバッグの生地はストレッチポリジャージー製で、物を入れた重さで少~しだけ伸びる性質もあり、丁度良く使えました。ご参考までに。
【2021-01-02さらに追記】わたしも予約購入品が手元に届いた方のレビューを拝見しています(やっぱり気になるので)5~6回着用しての現状、ポケットの破れと裏地の破損は起きていません。でも気を付けるようにしています。
➡アンティカの「アウター」一覧をみる