医療ドラマの白クロックスワットベントが病院で履かれる理由｜clogshoe net

クロックスを象徴するのは「クロッグ」サンダルです。

“クロックス”と聞いて連想できる、あの穴あきサンダルは、世界中で多くの人に知られていますが、同じようにみえてベースのモデルが違ったり、アップデートされたりと、常に進化を続けています。

カジュアルでとにかくポップな靴を作るブランドですが、流行に左右されない スペック重視のワークシューズ（仕事用靴）のコレクションも存在するんですよ。

「crocs at work（クロックス アット ワーク）」は、医療現場や飲食店の厨房で働く方向けにつくられた業務用のクロックスシューズです。

足馴染みのよい合成樹脂 由来のコンフォータブルな履き心地を基盤に、

靴のモールドを改良することで、浸水を防ぐためにヒールカップに高さを出したり、穴あきサンダルの穴を塞いだり、

濡れた床でも滑りにくいようにラバーソールを強化した靴などがワークシューズにあたります。

摩擦力の高い合成ゴムのcrocs lockを採用（厨房用ラバーソール）

ここでは、さらに特殊な 放電性(ESD)の成分を組み込んだ、医療用クロックスについて解説します。

医療ドラマの「足元」に注目！？クロックスワットベント

医療ドラマのワンシーンで、こんな「白クロックス」を見た事はありませんか？

クロックスワットとクロックスワットベントは、医師や医療関係者向きにつくられたシューズで、実際に病院内で見かけることもあれば、医療系TVドラマなどに度々「白クロックス」が登場することがありますよね。

厨房用のワークシューズとも違いがあって、医療用には かかとに放電性(ESD)の成分を配合したタイプのクロックスがあるんです。

ESDとは、Electro-Static Dischargeの略。静電気の放電を意味します。

乾燥しがちな冬にバチっと☆くる 嫌な静電気が、摩擦などにより人体に帯電すると、ホコリを引き寄せやすかったり、精密な電子機器の誤動作に影響することがあるのだそう。

合成樹脂の製品は電気を通さないので、

静電気を逃していくようなパーツを組み込んだクロックスが誕生したのです。

【クロックスワット ベント】
病院や医療施設などで働く方の快適性を実現するシューズ。「クロスライト」素材の快適性で長時間の立ち仕事による疲労を軽減。ヒールパートに放電性(ESD)の成分を配合。体にたまった静電気を分散し、計器類などに影響を与えたり、不快を感じにくいレベルに微弱化。※こちらの商品は販売終了しました

抜粋／クロックス公式オンラインショップ

フジテレビ系「救命病棟24時」オンエア後の反響は、かなり大きかったらしいです。シリーズ最新作では、主人公の小島楓 役を女優の松嶋奈々子さんが演じました。

劇中の着用アイテムだったようで、crocsの医療用ワークシューズが注目されました。

「ワークシューズ」と「普通のクロックス」の違いと見分け方

医療・厨房向きのクロックスと「普通のクロックス」の見分け方は、ズバリ！『穴』です！！

↓普通のクロックスの例（Classic Vivid Blooms Clog クラシック ヴィヴィッド ブルームズ クロッグ）

基本的に普通のクロックスはアッパー（甲）にシューズアクセサリーが装着できる「ジビッツホール」という穴が開いています。

またサイドにも穴があり、通気性を確保しますが、ワークシューズの場合は水で濡れた床を歩くことなどを想定し、穴を塞いでしまったモデルのほうが多いんです。

さらに、ワークシューズのカテゴリーのなかでもサイドに「穴あり」と「穴なし」に分かれています。

これらは、どちらもワークシューズです。

スペックに関しては、着用する環境に合わせて選んでいただくと良いように思います。

また実際の医療現場では、ワークシューズではない（普通の）白クロックスで勤務されているお医者さんも見かけますね。

（甲にジビッツの穴が開いてる白いクロックスを履かれている場合は、おそらく普通のクロックスです。）

でも、あえてクロックスが「ワークシューズ」として作った靴には、選ぶメリットが それなりにあるんです。

 

実際の現場でよくあることなのか、一般人のわたしには未知ですが、医療用クロックスの特長としてよく言われているのは、

「注射器などが落下したとき、甲を厚く作った靴なので耐久性がある」

「踵を少し高くしたヒールカップ状になっているので、水が浸入しにくい」

写真：ビストロ（飲食-厨房用）／スペシャリストベント（医療用）

こんなふうに、ワークシューズは踵のヒールカップが少し高めにつくられています。

また、厨房用のクロックスの場合は「油でまみれた床でも滑りにくいようにゴム底にしてある」

普通のクロックスはアウトソールがアッパーと同じ合成樹脂ですが、ワークシューズはcrocs lockのラバーソールをその上に貼ってあるのです。

厨房用のクロックスは、カラフルな グラフィックプリントもあって可愛いですよ♪

厨房用は目玉焼き&ベーコン柄、お魚の骨柄などなど。※こちらの商品は掲載期間が終了しました

ファイヤー（炎）※こちらの商品は掲載期間が終了しました

[クロックス公式] クロッグ BISTRO GRAPHIC CLOG メンズ、レディース ブルー/青 23cm ビストロ グラフィック クロッグ

病院で履かれている白いクロックス ワット／ワットベント

crocswatt ventと、crocswattは、放電性(ESD)のパーツ使われているため、精密機器を扱う医療機関などでの ご使用に向いているモデルです。※こちらの商品は販売終了しました

清潔感のあるカラーラインナップやクローズトゥ（甲やつま先に穴が開いていない）デザインですので、水や液体濡れの心配が少なく、合成樹脂のクロックスには速乾性もあり、お手入れが簡単です。

お医者さんや看護師さんの他に、高齢者の日常生活をサポートする介護福祉士（ケアワーカー）さんにも履きやすいシューズだと思います。

2つの違いはサイドの通気穴のある／なしです。「穴がある」のがクロックスワットベント、「穴がない」のがクロックスワットです。

＜更新＞
掲載アイテム「クロックスワット」、「クロックスワットベント」は販売終了しています。

関連商品の白いクロックスと、ワークシューズをピックアップしてみました。