仕事でクロックスのワークシューズ「オン ザ クロック ワーク スリップオン」を履いています。
地味に確立されたポジションにある クロックスの仕事靴といえば、「医療」か「厨房」のどちらかに特化したシューズがメインになりますが、
この オン ザ クロック ワーク スリップオンは中立的で、
医療も、厨房もOK~!!
飲食店または病院などで働く人の快適性を実現するシューズとなっているため、実際は、幅広い職種に対応できるモデルです。
もくじ
仕事靴 クロックス AT WORKとは?
クロックスは、製作するほぼ全ての靴に特殊樹脂を使用する、サンダルで有名な靴のブランドです。
たまに秋冬に、布のルームシューズなんかも作るけど、
得意分野は、丸洗いできて速乾。軽量素材クロスライト(合成樹脂)を使った靴。
合成樹脂製の靴には撥水性があり、縫い目のない一体成型を採用すれば防水性も高まるため、
サンダルよりは控えめに、通年、レインブーツも全天候型シューズとして販売しています。
その特長は勿論「ワークシューズ」にも反映されているんですよ。
ノーマル(クロックス)と業務用の違い
医療系の職業の方に人気の白いクロックス(全てワークシューズ)を集めてみました。※販売終了モデルもございます
こちらは飲食系の職業の方におすすめな滑りにくい靴底のワークシューズ。
かつては食品や料理をイメージするプリント柄のビストロ(←靴の商品名)がいろいろあったんですよ。
クロックスのキャラクター ワニのduke(デューク)
10年以上いろんなクロックスを試しながら、好きなものだけ履き続ける私からみても、
軽くてタフな素材感と、お手入れの簡単さは共通の魅力で、シンプルな靴ほど 合成樹脂のメリットが分かりやすいです。
izoo(イズー)のワニさん special thanks
クロックスサンダルは、すぐにはヘタらず長く履けるし、水への耐性からも水陸両生のワニをシンボルマークにしたのは頷ける、
防水は強みとも言えますが、通気穴のあるシューズは、水辺やアウトドア使用時に濡れてもすぐに乾くので不快感が残りにくく、水陸どちらでも活躍します。
合成樹脂シューズ独自の強固さ、ユニークな靴のフォルムを快適に感じるならば、
長時間、仕事用で履く靴の選択肢にクロックスの「ワークシューズ」を検討してみてもいいかもしれません。
特に、立ち仕事で足を酷使する人や、濡れた床など滑り易い環境で働く人には、一般的なクロックスより更に機能性を高めた業務用シューズがおすすめです。
ワークシューズの特長について
ワークシューズについてくるタグをピックアップしてみました。ピクトグラムで以下の「靴の特長」を表しているようですね。
. 滑らない靴底
. 防水
. 清潔
. 軽い
ざっくりと、このような靴ではありますが、4つの特長についてもう少し詳しく見てみましょう。
滑らない靴底
クロックスのワークシューズにはアウトソールに「ゴム」を使用した、濡れた床でも滑りにくいモデルがあります。
ラバー付きソール「crocs lock™(クロックスロック)」は、飲食・厨房向きのビストロなどに取り入れられた機能性ですが、
こちらのオン ザ クロック ワーク スリップオンにも滑りにくい靴底が採用されています。
逆に、靴底にゴムが付いていないのは医療向きのシューズ。
とはいえ、靴底は合成樹脂なので滑りにくさは「普通のクロックス」と同等です。
左(ピンク)が普通のクロックス。
右(ブラック)がラバー付きソールの靴底です。
触ってみると、ゴムの靴底のほうが ひっかかりがある感じ。滑り止め効果が強化されているんですね。
防水(但し通気穴あり)
素材自体に撥水性があるため、この点は難なくクリア。合成樹脂のメリットです。
ワークシューズはシンプルな作りが多く、デザイン重視で異素材を貼り合わせたりせずに防水性を高めています。
オン ザ クロック ワーク スリップオンは、アッパーに(ジビッツをつけるための)穴が無く、履き口も狭く作られているので、
靴底から水は滲みませんし、履き口からも水は侵入しにくいです。
サンダルよりも「普通の靴」に分類されるクロックス。
但し、靴の内側サイドには通気穴が開いていて、ソールの高さを超える水位では完全防水とは言えなそうです。
通気穴はこんな感じです。
靴の内側だけにあり、外側にはありません。
ただ繰り抜いただけじゃなく、当て布みたいなのが付いていて、指で内側からギューっと押すと、
やっと貫通を確認できるような穴。
気密性の高い合成樹脂で「通気性」があるのは良い事、
水が浸入しにくい作りにもなっていますが、
「穴」がある点はご承知おきくださいね。
水かさが穴の位置を超えてしまうと、
じんわり滲みてくると思います。
その他、気になりそうなポイントとして防水モデルの場合、
合成樹脂は熱が籠りやすく、高温な場所では素材が柔らかくなることがあります。
通気穴のおかげ?なのか、
個人的には、夏に履いていても靴下着用ならムレは感じにくかったです。
(サイズの項目に詳しく書きますが、いつものサイズを買ったところ大きめだったので)
とりあえず、ユニクロで一番厚手のパイルソックスを利用しています。
オン ザ クロック ワーク スリップオンには厚手のインソールが付属しますが、
更にサイズ調整するには、厚手のソックスを履く以外に市販のインソールを重ねる方法もあります。
気を付けたいのは、インソールを2枚敷くことでインソールの高さが上がりますので、通気穴を塞いでしまうことも考えられるんですよね。
丸洗いできて清潔
その日履いた靴は毎日洗ってます。
って、面倒くさそうなホントの話なんですけど、
実際は、自分がシャワーを浴びるとき、靴にも温水をあてるだけ。それだけでもクロックスは結構キレイに保てます。+たまに つま先を擦り洗い
仕事を終えた靴はそれなりに汚れていますが、
洗った後、乾くのが早いんですよ。
その昔、クロックスを「置き靴」にしていた職場では、
ウェットティッシュで拭くだけ。日常的なお手入れはそれだけでしたが、見栄えは悪くなかったです。
このように、
お手入れが超かんたんなのが合成樹脂のメリットで、清潔に保ちやすいのです。
夏サンダルに代表されるクロックスの素材は、素足で履いてもニオイが気になりにくいのもポイントです。
ちなみに、
オン ザ クロック ワーク スリップオンのように、取り出せるインソールが付いている靴は、
抜いた状態でシューズを洗っていただくと乾くのがとても早いです。
インソールは毎日は洗わず、ケアは衣類用の除菌消臭スプレーを使ってます。
軽くて動きやすい
靴の素材がソフトで軽量なのがクロックスの魅力です。
2002年にアメリカのコロラド州でブランドが設立されて、なんだかんだで日本上陸。
誕生から10周年を迎えるあたりは絶対に「クロックス=軽い」が定義になっていました。
それから更に10年以上が経つ現在、
超厚底で超重いクロックスも誕生しています。
関連記事
クロックス超厚底メガクラッシュサンダルで歩くなら重量感との闘いにクールに勝つべき(←526g)
オン ザ クロック ワーク スリップオンの重量は、
「321g」です。(23cm/W7サイズ)
最もシンプルなクロックスの スライドサンダルやクロッグだと(W7サイズ、片足あたり)200g未満しかないため、そこまでは軽くないのですが、
ぶ厚いインソールの付属と、サンダルよりも靴の形をしている点で、
ワークシューズは足を守りながらアクティブな業務に対応できる 軽量モデルと言えそうです。
オンザクロックワークスリップオンについて
オン ザ クロック ワーク スリップオンの 取り外し可能な分厚いインソールや、
「サンダルNGな職場」でもギリOKしてもらえそうな?靴の形についてレビューします。
(余談)ワークシューズと私の仕事
私は清掃業でこの靴を履いています。
10代の頃に「70歳を過ぎても働ける仕事ってナニ?」と考えて、
思いつくのが「食品スーパーの試食販売のオバちゃん」と「清掃のオバちゃん」でした。
いずれも「立ち仕事」と「汚れやすい仕事」です。
学生時代から Wワークでこれらを経験しつつ、
本業は営業、PRイベントなど主役の商品と一緒に、
自分も目だつ立ち位置に置かれていたので(主に衣装)
今だに靴や服が大好きですが、
真逆にひっそり目立たず一人で作業する、特に「清掃業」にはまり、今に至ります(もうじき50歳)
直近の3ヶ月(集計)仕事で男子トイレにいましたら
おじさん2名に「ワっっ!(>_<)」と驚かれましたが、
今は定時にくる常連です。
ワークシューズを履いているのは、こんな環境なんですよww
ぶ厚いクッションインソール
その昔、クロックスがインソールだけ、販売したことがあるのですが、
単品で市販されたインソールよりも、オン ザ クロック ワーク スリップオンのインソールはしっかりと厚みがあることに驚きました。
参考 シルバーソフトインソール(販売終了)
こちらがワークシューズ付属のインソールです↓↓
取り外せます。本体は合成樹脂で、表面だけサラっとした布地が貼ってあります。
インソールを抜いてしまうと、スペックダウンに繋がります。
着地の衝撃が足裏に伝わりやすい ペッタンコな靴になり、この状態で履くと疲れてしまいそう。
かなりインソールで盛られた靴であることが判明☆
合成樹脂は屈曲性がバツグンで、厚手でも足の動きにフィットします。
かかとはヒールカップ状。全体的に足を包むようなカーブや立体感のあるインソールでした。
私物クロックスの中で、過去イチ 分厚いクッションインソールでした。
やはり業務用。クロスライトのやわらかな踏み心地で疲れにくく、滑りにくい靴底など総合的にみても、
シンプルな中に実用向きな個性がありますね。
サイズ選びが難しい
オバちゃんは10年以上、クロックスを履いてきてますから
「サイズ選び」で失敗するはずがないと思っていたけれど・・
この靴を履くときに、
「厚手のソックス」を着用したり、市販の「インソール」を重ねている時点で、もしや失敗してる?
履き比べていないけれど、ワンサイズ小さくても良かった気がします。
現状は仕事用の靴として機能するように自力でサイズ調整しています。
私の足のサイズは23.5cmで、大抵のクロックスは23cm/W7がぴったりです。
フィット感のあるウィメンズのフラットや、男女兼用モデルであってもジャストサイズのはずが、
オン ザ クロック ワーク スリップオンは、いつものサイズなのに かなり余裕がありました。
サイズに関して、購入前に悩んだチェックポイントはこちら。
. ラフなサンダルとは違い、しっかり靴型をしているので「かかと」が靴擦れしないか心配でした。
. 男女兼用で「つま先」はゆったりしています。
だからこそ、サンダル(=クロックス)NGな職場で着用可能な靴の形かが疑問でした。
. 合成樹脂の素材の厚みで摩擦が起こっても、干渉しない高さに「くるぶし」の位置がくるか気になりました。
. 少し甲高な私。こちらは実際に履いてからですが、甲のあたりが少し当たるような気がしました。
仕事で1ヶ月 履いてみた(サイズ編)
履き始めて約1ヶ月が経ちました。サイズ調整はしましたが、
着用初日から、めっちゃ普通に動けました。
それまではワークマンの靴を履いていましたが(Mサイズ)、
自宅のスリッパも含めて365日に近い日数、私はクロックスを履いているため、
サイズが合えば長年連れ添ったかのように、足に馴染むのです。
気になっていた4点(かかと、つま先、くるぶし、甲)も、モーマンタイ。前項参照※
1ヶ月履いてみて、やはり「サイズ選び」は大事なのだと実感しました。
ゆとりがあり過ぎて、靴の中の足に遊びがあると、いつもは使わない足裏のどこかに力が入り、ふくらはぎまで疲れてしまったりして良くありません。
仕事で1ヶ月 履いてみた(素材編)
購入前に気になっていた点として挙げた、各パーツの詳細もご覧ください。
オン ザ クロック ワーク スリップオンの「かかと」はこんな感じ。
履き口がタイトに作られていて、かかとも しっかりと覆います。
作業中は靴下を履きますが、「靴下あり」「靴下なし(裸足)」のどちらで歩いても その都度、
インソールなどでサイズを合わせておけば、靴擦れすることはありませんでした。
素材感は、厚みと弾力があって、
その厚みも平坦ではなく「つま先」と「かかと」はぷっくりと更に厚みをもたせている感じ。
クロックスの方から、医療ワークシューズについて、
「もし注射器などが足に落下してきても、守れるように厚くなってる」
と聞いたことがありますが、
安全靴ほどの防護とはいかなくても合成樹脂の厚みは程よく軽さのあるセーフティーシューズとして効力がありそうです。
仕事で1ヶ月 履いてみた(ルックス編)
清掃業。私の職場は70代女子が多く活躍する現場で、仕事柄 いろいろなところに目が届く方ばかりです。
あら?面白いかたちの靴ね。
新しいワークシューズを履き始めた初日、すぐに気付かれてビックリ
早朝勤務で「朝の1分1秒は とても大事よ!」
と、おっしゃる大先輩方は、4時間で一万歩を超えるくらい歩きます。
だから『クロックス』を仕事靴として認めてもらえるかが心配でしたが、
いいわね!その靴、ゴムみたい。濡れても平気でしょ?
とのことで(ALLゴム製ではありませんが)私の職場環境では、着用OKでしたよ。
職場で着用OK?靴の形について
クロックスが着用可能かどうかは、ご職業や職場環境によると思います。
確実に言えることは、オン ザ クロック ワーク スリップオンは、サンダル型ではないクロックスであるということ。
履き心地はラフでも脱げにくく、形はちょっと変わった靴に見えるようですが、しっかり動き回れるワークシューズです。
以下、いろんなクロックスの靴と「見た目」を比較してみました。
※右がワークシューズです。
スライドサンダル型との比較
アウトレット定番クロッグとの比較
ド定番のクラシック型との比較
どう見ても、形はクロックスのフォルムをもった靴です。
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掲載商品はこちらです
オン ザ クロック ワーク スリップオン
ON THE CLOCK WORK SLIPON オン ザ クロック ワーク スリップオン
【男女兼用商品】飲食店または病院などで働く方々の快適性を実現するシューズ。衝撃を吸収する「クロスライト」素材が、長時間の立ち仕事による疲労を軽減。濡れた床でも滑りにくいアウトソールを採用。
クロックス公式サイトより抜粋
・(甲)合成樹脂、(底)ゴム、合成樹脂
・重さ(参考サイズ):305g (M9W11)
・ヒールの高さ:約3cm
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その他のワークシューズはこちらです
全てのワークシューズをみる
レビューをご覧いただきありがとうございました♪(まとめ)
長くクロックスを愛用させてもらっていますが、サンダルよりも足を覆う靴型はサイズ選びが難しいところ。
仕事用ともなれば、フィット感はとても重要で、サイズ交換が もっと気軽に出来ればいいのになと思いました。
履き心地は軽く、水濡れにも強く、クッション性と柔らかさがあり、足を労わりながら履くことができます。
業務用クロックスとしてのスペック、強度は上げてありますが、連日履いたり、アクティブに動きまわると、
消耗が気になりやすいかもしれませんね。でも、リピートしたくなる魅力があるワークシューズでしたよ。
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