通販カタログ・FELISSIMO フェリシモの手芸ブランド「クチュリエ」の展示会で、つまみ細工作家・間彦由江さんの作品を見せていただきました。
初心者向きのレッスンである『はじめてさんの きほんの き』は、
つまみ細工の基礎を学べる内容になっています。それをプロの方が作るとやっぱり各段と綺麗なんですね。
➡プロが作るとこうなる ver.(間彦由江さん作品)の記事をみる
>>対照的に当記事は “素人が作るとこうなった”実践編になっています。
器用ではない筆者が、初めて「つまみ細工」を体験。かわいい作品が簡単に作れそうなのでやってみた結果、繊細な技術で成り立つ和手芸だと知りました。
また『そういう記事があってもいい』という、寛大なフェリシモさんのOKにより、初回キットを提供していただいた上で執筆しています。
3ステップで作る【つまみ細工】初心者編
【STEP1】ちりめん布を正方形に「切る」
今回は、フェリシモ きれいに作れるコツが学べる つまみ細工 「はじめてさんのきほんのき」レッスンの会【送料:450円+税】を初回分のみお試しさせていただきました。
テキストの見本写真と同じ、3種類のお花を「剣つまみ」という技法で作ります。
つまみ細工は「切って」、「つまんで」、「貼る」シンプルな和の手芸です。
それはまるで、布でつくる折り紙のようなイメージ。基本の3ステップを実際にやってみました。
全くハンドメイドと縁がない人間からすると、初心者向きのキットとはいえ、
「えっ?!ここから始まるの?」と身構える内容ではありました(´・ω・`;)
つまみ細工の最初の工程『切る』とは、型紙を使って、お花のパーツになる「カット布」を切り出すところから始まります。
(最終的に)作品をひとつ作り終えてから分かりましたが、ここで『切る』を丁寧に行わないと、その後の作業にも影響が及び花がブサイクになりがち。
均整のとれたパーツからは、均整のとれた花が作りやすくなります。
・・最初の最初は、「つまんで」「貼る」だけの作業から始めるほうがハードルも低くなるので、
もう少し甘えたい方には、このようなセットもございます↓↓
カット済み布がセットされた状態で届くので、こちらは初心者がよりスムーズに取りかかれる内容になっています。
ちりめん布を切る手間要らずのうれしいつまみ細工です。すぐにつまみの工程に入れます。
「切る」工程では、型紙を使って ちりめんを正方形にカットする単調な作業がひたすら続きます。ロータリーカッター(別売り)があると便利です。
つい、効率良く時短できないかと思いがちですが、きれいな正方形ほど仕上がりには差が出ますので、焦らず正確にカットすることが課題になっているようでした。
【STEP2】ピンセットを使って造形「つまむ」
次はつまみ細工の「つまむ」作業です。つまんだ形のまま、接着剤で固定すれば、花びらと葉っぱが出来上がります。
手芸用の接着剤は、短時間でしっかり貼りつくのでストレスがなく、思い通りに造形できる、私にとっては楽しい作業となりました。
「切る」のは面倒だなと思ったけれど、「つまむ」のはとても楽しかった。
こんな私ですが美術学校に通った経験があり、絵画をやるつもりが、グラフィックデザイナー(が担任だった)のアシをやって、
ーー「カッターナイフを引く向きが違う」などと怒られ、精密な作業には向いていない自覚はあったのです。
つまみ細工もフリーダムに行っていたら、
3段階にレベルアップしていく、課題の花弁を一気に作ってしまい、気付いた時には『別のモノ』が出来ていたくらい、つまみにのめり込んでいました。
簡単だけれど、とても繊細な作業です。説明書も、最後までしっかり読まなければいけませんね。
(結局、花©は未完のままですが、材料のちりめんが多めに入っているので、再チャレンジ出来るかも)
また、正方形に布を切る段階で粗い作業をしたせいか、花型に「つまむ」ときに修正する(誤魔化す)スキルが身についた気も。
良く言えば、何度も繰り返し「剣つまみ」を行うことで、コツが掴める教材なのです。
【STEP3】形を整えて接着剤で「貼る」
「切って」「つまんで」出来上がったパーツを『貼る』最後の仕上げに入ります。
バランス良く、花弁と葉っぱをレイアウトして接着剤で台紙に貼り付けていきます。
おしべ/めしべのパーツが加わると、我ながら花の見栄えにちょっと感動します。
中央の接着剤が固まりきらないうちに、どんどん突き刺して形を整えれば、剣つまみの お花の出来上がりです。
(それっぽく出来た)達成感はありますが、
↓横側や裏側から見てしまうと、素人作品なのがバレバレなのでした。
当たり前だけれど、先生の作品は“しっかり”した実用品で、
私のは接着が甘かったのか、あまり耐久性がなく、触れてはいけない観賞用という感じ。まだまだ修行が足りません!
つまみ細工作家・間彦由江さんの見本作品がこちらです。
(同じキットで作っているのに、整い方が全然違います)
初めての「つまみ細工」まとめ
フェリシモの初心者向き「つまみ細工」レッスンの会で、人生初となる お花のクリップ作りを体験しました。
最初はかなり苦戦したものの、2作品目、3作品目とだんだん楽しくなってきて、
説明書も読まずに無心で作ってしまい、、(ノ≧∇≦。)ノ⌒*
ーー結果、テキストとは全く違う物も作っていましたが、初回は剣つまみだけの反復練習なので、基礎を創造的に?学べたと思います。
無論、本来はテキスト通りにやるべきで、扱える剣つまみのバリエーションが高度になっていくようでした。
初回のみをお試しすることも出来ますし、全6回(6ヶ月)の継続講座で、更にレベルアップしたつまみ細工の技法を習得できる内容にもなっています。
手作りの和小物が欲しいだけなら、他人の作品を「買う」ほうが簡単だけれど、
スキルとして身につければ、今後の人生で趣味や特技になるかもしれない。自分磨きの買物は、この歳になっても なんだかワクワクしそう。
最終回では、卒業式や成人式で使えるような、豪華な「藤下がり付きかんざし」を作るレッスンが受けられます。
晴れの日の記念として自作したり、お母様から娘さんへの贈り物としても人気だそうです。
本当に、これくらいまで作れるようになったら、、
技術と応用力がつき、オリジナル作品にも挑戦できるので「つまみ細工」がもっともっと楽しくなりそうですね。
クチュリエには他にもいろいろ、初心者さんが始めやすいハンドメイドのレッスンがありますので、新しいことに挑戦してみたい方におすすめです。
- 投稿タグ
- 話題の通販グッズ