昨年4月、初の海外進出として日本にやってきたヴェラ・ブラッドリーは、キルト生地の温もりと繊細なデザイン性をもち、使う人のニーズに合わせたバッグ選びができるアメリカ生まれのブランドです。
ハワイのアラモアナをはじめとするショップには、日本人のファンがとても多く訪れるのだそうで(アメリカ)国外で初めてお店を出すのなら「日本にしよう」と決まったのだといいます。
(写真の美しい女性がブランド名にもなっている、ヴェラ・ブラッドリーさんです)
ヴェラにとっても「日本」は大好きな国で、まさに相思相愛、求められての日本上陸を果たしました。そして今年、ヴェラ・ブラッドリーは1周年を迎えます。
ゴールデンウィークの六本木ヒルズでは、記念イベントが開催されていましたので(5月3日(木・祝)~6日(日)11:00~20:00)私も初日のオープン時に張り切って行ってきました!どうも最近、ハマりかけているらしいのです、ヴェラ・ブラッドリーに・・・。
会場はガラス張りの屋根から空を見上げる開放的なスペース。ヴェラ・ブラッドリーに今シーズン登場した新しいデザイン柄のフラッグが綺麗に映えて靡いていました。
オープン前から会場の様子を見ていたのですが・・まだ何もない、真っ白なテーブル席に新柄のSummer Cottageのクロスが掛けられると、イベント会場の雰囲気もずっと華やかになり、ヴェラのデザインを改めて素敵に感じました。
「Summer Cottage」は、太陽の光がうららかに注ぐノスタルジックな夏の庭がイメージされたデザインです。赤やピンクのカーネーション、桔梗色の花、マーガレットみたいな白い花も描かれています。
夏らしい新柄と新作バッグが勢ぞろい!
こちら六本木ヒルズの記念イベントでは2012年春夏に登場したデザインを中心に、機能性を兼ね備えたバッグやステーショナリーなどが並んでいました。ヴェラの最新作を目で楽しみながら、軽量なのに意外にしっかりした作りのキルト素材に触れてみたり、丁寧に仕上げられた品質もチェックできますよ。
今回はアメリカからマーケティング担当のステファニーさんと、WEB担当者のスコットさんが来日されていましたので、ブランドにまつわるお話をインタビューする機会を頂きました。
ヴェラとの出会いは、Surprise and Delight!
創業者であるバーバラさんの意向として、ヴェラ・ブラッドリーのデザインには、一見、他とは違うエッセンスを取り込むことでバッグをもつ人が受ける“サプライズ感”を大切にしているのだそうです。
例えば、華やかな花々が咲くSummer Cottageの裏側には、ピクニックに行きたくなる「カゴの編み目模様」がデザインされています。
それを聞いて「やられた!」って思いました。実は、私のヴェラ・ブラッドリーデビュー兼ファーストバッグに選んだ柄が、このSummer Cottageなのですが、表地とバランスの良い裏地の色・・だけど柄のテイストは全く違ったパターンが組み合わさっているのです。
「庭」「ピクニック」「カゴ」といった連想できるイメージが繋がった事にも小さな驚きを感じて嬉しかったのですが、「柄on柄」という難関にも受け取れる中に、遊び心のあるサプライズを仕掛けているだなんて制作秘話を知ってしまった。
それは作り手にとっても、楽しく前向きな冒険心を作品に反映させていく事になりますし、バッグを使う私達の(サプライズ)驚きに似た喜びに繋がっていくのだと思います。
使う人がバッグを開けた時に得られる楽しさは、ヴェラのデザイン性において大事な要素になっている事がわかりました。
同時に、もしくはそれ以上に、新作として発表される言うなれば表舞台に立つ顔となるデザインも流行をキャッチしながら考えられていくそうですよ。
ヴェラ・ブラッドリーの伝統と現代のデザイン
「ヴェラ・ブラッドリー」というブランド名は創業者のバーバラさんのお母様の名前から付けられました。モデルであり、素敵な女性であった事から冠したと言われていますが、当時ヴェラさんが娘のために作っていた可愛いバッグが近所で評判になったというルーツもあるようです。
永遠のガーリーテイストをもつ素敵なブランドは、バーバラとパトリシアという二人の女性によって創設されることになりました。
草木や花々を模したデザインはブランドの核となりながら伝統を築き、ナチュラルな要素は残しつつ、現代のデザイナー達は時代に沿ったバッグ作りをしています。ヴェラ・ブラッドリーに一度惚れてしまったら、きっと長くお付き合いしたくなるかもしれません・・。
ステファニーさんのお話を伺う事が出来て、ヴェラが女性の心を惹き付ける魅力を改めて感じ取れたような気もします。新作が登場するのは年に4回、春夏秋冬だそうですのでチェックする楽しみが増えました。
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>>ヴェラ・ブラッドリー公式ブログはこちら(英語のサイトです※)
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