ヴェラ・ブラッドリーからシーズン毎に登場するアイテムは、大きく分けると4種類のラインからなっています。(①ハンドバッグ・トートバッグ/②トラベルバッグ/③ステーショナリー・アクセサリー/④ママ&ベビー)その中でも、ブランドのルーツとなり、ヴェラが得意としているのは「バッグ!」ですよね。
さらに分類を加えると、飛び出してくるのが「トート」。私もこのシンプルな形や使い易さから、とても好きです。創業30周年を記念して創られたアイテムもまた、トート型(Three-O Tote(スリーオートート)でした。
ずっと気になっていた「vera(ヴェラ)」もまた、ブランド名を冠した特別なトートなのですよ。バーバラ・ベッガードさんご本人から、貴重なお話を伺う事が出来ました。
もくじ
「Vera」はヴェラ・ブラッドリー最愛のバッグ
元を辿れば、ヴェラブラッドリーのバッグ達に“女の子の名前”が付けられているのだと知ったのも、「Vera(ヴェラ)」というバッグの存在があったから。でもどうして、ブランド名が名付けられたと思いますか?と、その前に・・
VeraBradley(ヴェラ・ブラッドリー)とは、創立者のバーバラさんのお母様である「ヴェロニカ(ヴェラ)・ブラッドリー」にちなんで付けられたブランド名です。モデルでもあったヴェロニカさんは“おもてなしの達人”でもあったそうですよ。
ヴェロニカ(ヴェラ)・ブラッドリー(1909~1999)
ヴェラは1930年代に、化粧品業界の第一人者エリザベス・アーデン自身に見初められてモデルに抜擢された特別な女性でした。彼女のクラシカルなスタイルと優雅さを知るバーバラとパトリシアは1982年、迷うことなく自分たちの会社に彼女の名前をつけました。
一際大きく創られながらも、布のもつ優しさを残す「ヴェラ」という機能的なトートバッグは、彼女(ヴェロニカ)の為のもので、生前にはナンバーワンのお気に入りとして使われてきたアイテムでした。ブランドにとっても、特別な意味をもつバッグです。
私も使っていますが、安心のサイズ感・(ポケット等の)機能性・裏返してリバーシブルに使えるアイディアに大満足できた商品です。
商品名/Vera(ヴェラ) カラー/Mocha Rouge(モカルージュ)
母から受け継いだセンスと歩み
娘として育ち、母から受けた影響は大きかったのだそうで、バーバラさんは・・「今やっている事は、学校で教わるような内容ではなく、母から受け継いだセンス等が全てに活かされている」と語っていました。
それが多くの女性から愛されるブランドとなった、キルトバッグブランド・ヴェラブラッドリーの現在のかたちです。
秋の新作を世界に先駆けて発表したイベント(伊勢丹新宿店/関連記事はこちらです)では、沢山のバッグ達が
くつろげる自宅にディスプレイされたような、ユニークな演出もされていました。ソファーなどが配置され、お買い物の合間にちょっと休憩♪・・するのに丁度よい場所があったりしてね^^
そんな空間に込められていたのは、温かなブランドポリシーを思わせるような演出でした。スタッフ達は、友人を自宅に招き入れるような、おもてなしのホスピタリティーで出迎えてくれていたのだそうです。単なるファッションに留まらない、Vera Bradleyのライフスタイルが垣間見れた気がしました。
ブランドに繋がる全てを結んでいった偉大なる母、ヴェロニカ(ヴェラ)さんは、地元フロリダ州マイアミのお店でバッグ販売の仕事も担ってくれていたそうです。創立者となった娘のバーバラ・ベッガード氏は、「わたしが起業して、成功するまでを、母はきちんと見届けてくれました」と言います。
ブランドを創立したのが1982年のこと。バーバラさんの自宅地下室をオフィスにして始めた小さなVeraBradleyは、ファンが増えると共に認知度を上げ、大きく成長していきます。チャリティーゴルフイベントを開催したり(1994)、1998年にはヴェラ・ブラッドリー乳がん基金も立ちあげました。その軌跡を見届けて、母・ヴェロニカさんは1999年に他界されたそうです。
お母様は、バッグを作ったり裁縫が得意な女性だったと以前に聞いていたのですが・・バーバラさんによると、ヴェラさんのハンドメイドの腕前は「人並みに出来る」だそうです(笑)実際はゴルフが大好きな、とてもアクティブな女性だったようですね。イベントでは、白髪になり尚美しい姿のヴェラ・ブラッドリー(ヴェロニカ)の写真が飾られていました。
ヴェラ・ブラッドリーという女性を知る人達は皆、彼女は常に楽しく、華やかで、充実した人生を送った・・そのように語るそうです。
ベラブラッドリーの【年代別カラー・コレクション】一覧はこちら
>>ヴェラ・ブラッドリー公式ブログはこちら(英語のサイトです※)